Direction: 「男の事は横においとく」女性にお勧めのアルバム
    
Mariah Carey
  "Mariah Carey" "Emotions"
[2001/11]

Favで書いたけど、確かにこの頃のマライアは《自作自演》の《全米No1》の《7オクターブ》の《ダイナマイト・ボディー》だった。なのに、そんなの毛ほどの意味も無いという位にぶっとんだ表情のマライアだった。それは何よりも事実だけど、他では「悲しい顔」と書いているけど、根本的に射抜く瞳だった。それはこの1作目(左)のジャケからも伺えるでしょう。あの視線を前にしてテント張れる男がいるなら見てみたいもんだよ、ホント。

実際、これだけ、この方向性で突き詰めたアルバムも無いと思う。1作目はそのまんまの聴きにくさだから、寛ぎを伺わせる2作目から聴く方がいいと思う。もちろん、3作目のMusic Boxはかなり売れた。3作目から普通に日本で有名になったしね。

あのアルバムは周囲に向き合ってるけど、「色気がある女性はそんな事しなくても男が追っかけます」って感じ。だって、この最初の2作の方がMariah Carey自身に近いと思うしね。それに有名になった後のアルバムよりも、有名を勝ち得たアルバムを聴く方がやっぱりイイじゃん。

という事で、2ndはBookOffで激安で買ったので、お金の心配は大丈夫かと。それ以降のMariahと比べると各段に聴きにくいだけで、作品の純度としても完成度としてもやっぱりこっちだと思いマス。


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