Direction: いい男になりたい人にお勧めのアルバム
    
       Calvin Richardson "Country Boy"
[2001/11]

R&Bをこれだけ聴いてるのは、やっぱり惚れてるからな訳だけど、昔は女性アーティストの方が比重が高かった。それが現在は7:3で男性アーティストになっているもんなぁ。美メロとかコーラスワークとかシャウトとか形容される事は多いと思うけど、最近はもっと根本的なレベルで「いい男」が多いと思う。

ホントか?と思うけど、少なくとも聴き続ければ「いい男」になれるとは漠然と思ってた。それは5年目の18歳くらいからかなぁ。あの頃、やっとLordの意味が分かったから。けど、「いい男」ってのは掴み所の無い概念だと思ってた。そおいうのは人それぞれなんだって。

それが違うという事をダイレクトに教えてくれたのが、このアルバムです。結局、自分の結論として、いい男というのは

《清涼感のある情熱》
この一言に尽きる。だから、2日に1回はR&B-Timeで聴いてます。未だ道は遠いが、目標が何処にあるかは明確に分かった。その為に、何をしなくちゃいけないかが漠然と見えているという位かな。自分がそこから踏み外しても、このアルバムを聴きこめば軌道修正できると思う。自分にとってはそれだけの価値のあるアルバムです。


これ以上は、他のコーナーで書いたのと被るので、こちらを見てください。来年(03)発売予定の二作目はホント待ち遠しい。
   
[2002/11]

うーんと、彼の魅力はなかなか直ぐには伝わらないと思いマス。アルバムを買って1番取っ掛かり易いのは1曲目のK-ciの吼えっぷりだと思うから。それを聴くと、K-ciの良さは分ると思うけど、逆に彼が隠れる。そして、後は大人しい曲って感覚もあると思うから。

結局、彼の魅力は「K-ciがえぐられている」という形で証明するしかないんだよね。まあえぐられてるのは確かだもんなぁ。自分の感覚で言うと、K-ciを蒸留するとRichardsonが出てくるって感じ。だから、取っ付き難い世界になってるよ。自分もホントに理解するには1年かかったしなぁ。ただ、聴いた時から、あれ・・・って感覚はあったけど。

情熱を突き詰めるとこの感覚になると、現時点で断言できます。けどねーこのアルバムを買って、聴き込んでもそれだけじゃ殆ど恋愛に役立ちません そりゃねーこんな取っ掛かりの少ない世界を出しても、どうしようもないジョン。特に初対面の時に、こんなアホなことやっちゃ駄目よ。良くて「大人しい」、悪くて「ノリ悪い」って第一印象になるのは間違い無しです。

だから自分もこれに色づけします。何を付けるかはその日の気分です(気分かいw) まあ、このRichardsonの純度の高い情熱をKeepしつつ、頭の片方で「うーん下着の色はなんだろうなぁ」とか考えると、ちょうどいいラインになります(ホントだよw)

だから、もちろんこんな応用精神は大事だよ。「使える訳ねーじゃん」と思った君は正しいけど、単純過ぎるぞ。で向こうが乗ってきたら、ドンドン色を抜いていく。ここ凄く大事です。ドンドン色を入れて行った方が話は早くなる事の方が多いかもしれないけど、結局、相手の本気は掴まえられないぞ。 で、色を抜いて行った方が、(もちろん相手がついて来れる段階性を踏んでね) 相手の本気がドンドン出てきます。

イメージ的に言うとね、ドンドン色を抜いていくのさ。自分の中の。そして相手が出す色でドンドン染めて行くんだよ。そして、「ほら君の感情を使ったらこんな色合いなったよ」って。まあ「俺は情熱の赤なんだー」で押し切るのも悪く無いけど、アホっすよ、そんなの。相手から引きだしてナンボの世界よ。そしたら紫だろうがなんだろうがドンドン出てくるぞ。

このアルバムはどっちかっていうと同性向きだと思ってるけどね。女性がこの世界に完全にハマルのは難しいと思うし、もし出来たら「これが答え」って分っちゃう。すると、該当する男性は凄い少なくなっちゃう。

とまあ、奥の手を披露してしまったが、皆さんは納得してくれるかなぁ。ちょっと女性陣の意見を聞きたいなぁ。けどなぁ、、相手の魅力の増幅器になれる事。男から見ても、女から見ても、これが答えだと思うんだが。その為には、下手なものを自身からどんどん抜いていかないと。

って、本当に好きなのは、このアルバムそのまんまが求められる瞬間なんだよね。そんな時はマジモンでアドレナリン出ます。まあ、数年に1回ぐらいしかないシュチュエーションだけど。この世界が男も女も入りにくいのは、K-ciに比べて、「F***ingしてー」が足りないからなんだよね。根本的に足らなさ過ぎる。女性も対面する立場になったら、混乱してくるんじゃないかな? 「貴方は一体何がしたいの? 何をどう求めてるの?」ってさ。まあ、そこで、1番しょぼい解答は「因歩じゃないの」だろうけど、そんなの感じるのは駄目っすよ

彼はF***ingなんて求めてないけど、求めてる

うーん、そんな難しい話じゃないけどなぁ。要するには、1度「F***ingなんて求めてない」ってレベルに行かないとホントのF***ingは出来ないと思っているのだろうし、そこら辺の志向性が何よりも合うからたまらない。


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