Wade O. Brown
"Complete"
カナダNo1R&Bシンガーだけのことはある
[2002/12/18]

SoulBombで8月に紹介されてて、探したけど手に入らなかったアルバム。日本での人気が沸騰して、日本盤発売となりました。確かに声はしゃがれ&太めで、曲もそろってて、全体的にR&Bのツボを抑えたアルバムです。ノーツには「カナダNo1のR&Bシンガー」と紹介されているのも納得です。一曲目のAll About You remixから決まってて、1-3を試聴した時点で買い決定になるほど。色んな幅の曲があるのもナイスな面じゃないかな。大人な雰囲気でメロウが詰まってる。そんな作品が好きな人には、かなりお勧めできると思う。ホント、もうちょっとで「R&Bの入り口としてもお勧め」に登録できるレベルじゃないかな。Glenn LewisにRemy Shandにと、今年はカナダが当たり年だと思う。6曲目とか部屋に流すにもってこいだしね。本人はプロデュースも手がけるらしいが、納得することしきり。

Be My Allが本人もお気に入りなのだろう
声の表情的にも、前のインタルードをみても感じるのだが、微妙なつっかかりを感じてしまった。この曲、ストレートでイイ曲なのだが、それまでの売れる色気の曲よりもどこか流れが悪い。それが余計に素直さの証左の気がして、、、この曲で親近感が生まれた。ホントにTOPのアーティストは、売れるアルバムに自分らしさを込めれるとは以前からの持論だが、彼もこの曲をもって該当すると思う。結婚ソングとしてもナイス。「ストレートなプロポーズ・ソングに酔わせるくらいの流れはいらない」と教えられたなぁ。

続くI Want it All Backもイイ曲。曲の連結感もナイスだなぁ。個人的には10:If You Love Somebodyから彼独自の歌世界が始まる気がした。この曲、あまり他で見かけないと感じる。Stingのカバーらしいが、「がらりと雰囲気が変わってる」とのコメントの通り、見事に自分自身の方に染め上げてると思う。11:Will You Answerも彼の持ち味が出てると思う。Be My Allは全てに訴えかけれると思うが、この2曲は彼にしかない何かがあって、自分が女性ならここをえぐると思ったなぁ。12曲目からは普通に綺麗な曲。アルバムの締めに向かって緩やかに収束していく感覚でアルバム構成もナイスです。

ということで、全体としてかなりお勧めアルバムだと思います。メロウな大人のR&Bアルバムを探している人には是非ともお勧め。


うーん、えぐるってあんまり表現よくないね。「10と11をもう一度歌って」って言うくらいじゃない? 勝負時なら「10と11が貴方っぽいと感じるのだけど、カヴァーなのになぜそんなにも変えたの?」になったりする。って確かに、こう言うと、外れたときが怖い面もある。けどさ、個人的には大丈夫だと思う。心の震えに実感があるなら、素直に言った方が関係性は広がると思うよ。

というよりも、クエスッションを相手の深いところに投げ入れたら、結果としての正否がなんであれ関係無い気がしてます。相手がその意見に考え始めるだけで、ぐっと重なる部分は増えるから。楽な言葉を選ぶと相手の何処も響かない。そんな意味では、この歌手を聴き込むには、皆が誉めるBe My ALl以外に、10,11曲目がポイントだと思う。
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