Usher
"CONFESSIONS"
ちょっぴりナイーブな大スター
[2004/07/10]

せっかく期待大のジャケットだったのに、中身はイマイチだと思ってた。だから一年後にアルバムコーナーの予定だったのですが、思った以上にヒットしてる。2:YEAH!は当然としても、5:Confessionsや6:Burnは「まじかよ、、、」という気分。ここまで大ヒットさせてれば、Usherは押しも押されぬ大スターとなったと思う。男性グループはめぼしいのが無い現状だし、JaheimやTyreseはコンセプト派であって同時代派ではないから、どうがんぱっても誰もが聴くような大スターにはなれないと思う。JoeやR Kellyはやっぱり1世代前という気はするから。音楽市場は5歳区切り位が適切だと思うし、なら彼らとUsherの間は2つ分位離れてる。間にはSisqoとかいるけど続かなかったから。もっと若いところではMarioとか現れたけど、やはり現時点での大スターなのはUsherでしょう。

Usherの処女作は好きだった。どう聴いても見事なナイーブ派。全然売れなかったらしいが好感持てた。一段下がった後は横に広がるタイプの気もしたから、あのまま突き詰めれるとは余り思わなかった。けど、Usehr本人しか出せない味をもってた。2作目は見事に第一線に躍り出て。ティンバランド系の音をデュプリが分かり易く解釈し、一転してギンギラな色気を身につけたUsherが歌ってた。3作目ではあの頃大問題になったNapsterでごたごたしながらも、確実にスターの仲間入りをしてた。後半部分をよくよく聴くとナイーブさが見え隠れしてたしネ。

このアルバムではConfessionとかBurnとか前作以上にナイーブさが出てる。本当に一時代を掴まえたアーティストは灰汁も入れれる程の色気を持てるけど、なんかUsherはナイーブなんだよね。一人じゃ無理だから、YEAH!みたいにラッパーを連れてこないと出来ない位だと感じる。

そこが現在のR&B男性アーティストに求められるラインなのか・・・
と痛感してしまったです。なんやかんやで今のアメリカはイラク問題とかあるから、そこまで灰汁があるスターを許容できない気分なのかも、、、

あまりHITは考慮しないHPだけど、全作持っててこれだけHITさせてるのなら、避ける訳には行かなかったです。あまりにHP独自の価値観だけで書いてると、新しい人が見にくい状態になるしね。HITしてる理由は向き合うべきだと思うから。この理由がどれだけ正しいかは分からない。処女作を聴いた時は、
Usherはこのナイーブさを自身が帰るべき場所として持っていて、
この井戸に降りて水を汲むように、これからも歌い続けれるならば、
30歳の壁を越せるだろう

って思ったけど、まさしくそうなってる。僕の想像以上にそれを達成してる。そんな意味では感銘受けてます。この表ジャケだけじゃなく、裏ジャケもかなり内向性が出てるショットだけど、それがUsherの魅力なのか。

うーんともうちょっと書くと、このジャケを見た時は、

僕はこの先も君のNo1でいつづけるのだろうか?
って表情だと思ったんだよね。そう思わない?自分は滅茶苦茶そう感じる。「お前は現時点でNo1なのかよ」って突っ込みは入ると思うけど、Usherレベルになったらそれくらいの台詞はセーフでしょう。自身がNo1でいつづけれるかどうかの不安を前面に出しながらも、それを恋愛とオーバラップさせて、世の男の絶大なる共感を勝ち取る。ってかなりナイスな曲になると思うのだけど・・・

だけど、そんな曲は何処にもない。8:Interludeでは"No1 No1"って歌ってて、「うっそードンピシャ」と思ったのにね。かなり俺っちはショックでした。 「前作と一緒のおバカさん」とまで思ってたのですが、これだけ大HITさせてるんだもんなぁ、、、負けました(なんじゃそれw

ということで、個人的に気に入ったのは11:Simple Thingsです。今のUsherの素直さが出てると思うよ。大スターになったからって下手な所でアホやらないで、こんなSimpleさを保ち続けてるのがUsherの良さだなぁ、、って思ってる。大人になってるね。オレッちが女性だったら、ここら辺から攻めるかな。
14:Can U Handle It?もムーディでエロエロの曲ながらもイヤらしさがない。Swearさを召喚してて、誉めるべきポイントだと思うな。こんなフェーズではTyreseはまだ名曲を持ってない。Jaheimにはready,willing&ableがあるけれど、本曲も同じレベルだと思う。凄くUserらしいしね。
15:Do It To Meもナイスです。ここら辺にナイーブでイイ曲があるからこそのUsherなんだね。


これだけ自分らしさを出しながらもHITを3曲叩き出すなら、もう大スターだよね。「僕はこの先も君のNo1でいつづけれるのだろうか?」まで作ってくれればSpecialコーナー殿堂入りなのだが。
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