Ruben Studdard
"SOULFUL"
SorryとBabyの連環
[2004/04/08]

アメリカのアイドル・オーディション番組「American Idol」の優勝者らしい彼。その巨漢ぶりから、やらせとか色々と話題を振り撒いているらしい。って、日本にいるので関係無いから、純粋に歌の良し悪しだけです。「Rythm Nationに取り上げられない新人を聴くならSoulの時代を聴き込みたい」と思う今日この頃ですが、試聴して買ってしまいました。それ位に1曲目の"Sorry 2004"はナイス。「アイドルかどうかは置いておいて、声量はある&なかなか聴かせる歌を歌う」というのは、コンセンサスになってると思う。それ位に「お、ナイスやね」と思わせる曲が多い。全曲聴いてから判断しようと思ったのですが、Sorry2004のタイトルの時点で買うのを決めました。やっぱりSorryという単語には弱いしね。R Kellyもこの曲で歌っているように、

男の恋愛はSorryから始まる
これが本旨のサイトなので。え、じゃあSorryを言う前は何だって?「そんなのK-ciに聴いてくれ」と言いたい所だが、もう2004。この言葉で伝わらない時代になってしまったのかも知れないなぁ・・・うーんと、「F○○kin'してー」かな。それ位に"Tonight I need your body"という台詞はナイス。普通のノリノリ(う、死語かも)の曲の何が嫌いって、「好き」って言ってる事ですネ。そんな風に取り繕うくらいなら、こちらの方がよっぽどストレートでいいと思う。シャツのボタンを外して、鍛えた胸筋を見せながらこの台詞を言った日には"Me Too"って返事が来るんじゃないかと思わせるほどのノリが最高!!

とまあ、脱線してしまいましたが、やっぱりなんやかんやで男の真の恋愛はSorryからなのです。

Ruben StuddardのSorryはあくまで明るい
これはかなり驚き。Sorryに明るさをこめれるなんて思いもしなかった。そりゃ、その先に魅力的な女性と出会って、「あの時、ちゃんと向き合ってたからこそ、今がある」状態になったならば、明るいSorryになる気もする。けど、やっぱり違うんだよね。他の女性の影は無く、そして明るい。じゃあ彼がちゃんと向き合ってないかっていうと、それもまた違う。サビ部分での後ろの吼え具合はかなりナイス。特に3:17付近の吼えっぷりはガンガン歌い込んでる。最後に"Hoou"って言うしね。全くもって理想通りの歌いっぷり。

全体的にアルバムが明るいんだよね。3:How can you mend a broken heartも(元歌は知らないが)なかなか聴かせる。 5:"What is Sexy"もかなり明るくてナイスな曲。 タイトルでもある「Sexyって何?」の答えは結構知りたかったりする。けど相変わらず輸入盤なので聴き取らなくちゃいけない・・・。うーん「こっちにこれば分かるぜい」って歌ってる気がするぞ。まあ、ぶっちゃけR&Bってそんなジャンルなのです(笑

とまあ、アホは置いておいて、このアルバムはそれだけじゃ終わらない。そこに一番感銘を受けました。
R&B-Timeで聴き込んでて一番惹かれたのが7:Superstarです。なんでも昔の曲のカバーらしいが、本人の曲かと思った。それ位に自身のモノとしてる。本作の中で唯一暗くて底にいる曲だと断言できる。

Sorryと叫んだ後にBabyと想い、Babyと叫んだ後にSorryと思う
だからこそ底まで行ってしまうのだと思う。一つだけなら人は深みにハマらない。単純に反発できるから。ねじり込まれるように円運動に組み込まれ、どちらに向かおうとしても何処にも行けない。そして気づいたら1年は過ぎてる。人生はそんなもんじゃないかな。

高校の頃、江川達也の"Golden Boy"って漫画を読んだ。その中で、「心が開けば体が開き、体が開けば心が開く」って書いてあった。それを読んだ時、「東京大学物語じゃ"オナニー日本一記録"とか書いてた人だけど(笑、うーーん、これは事実かもしれない。そしてマジでエロい」と思った。そんなもんなんだよね。深みにハマりこんで抜けれなくなる時は。

この曲が伝えたい事はサビの部分に明確に出てる。"Don't you remember you told love me baby"
こんなのはとっとと忘れた方が人生手堅く生きれるのになぁ、、、「僕に愛してるって言ってくれた時の事覚えてる?」なんてのは、辞めといた方がいい。この言葉を叫ばなくちゃイケナイ時点で相手は100%忘れてるンだから。 この一人芝居度数は、こちらの覚えてる?と同じレベルだよ。そもそも言葉に信を置いてもしょうがないんだよ。言葉だけなら何とでも言えるんだから。。でも、ここまで分かっても、笑顔が残ったら抜けれないのかもね

特にこの曲、サビの部分でBabyBabyしか言ってない。このアホ男さ加減が最高です。このBabyの奥に"山のように積み重なった後悔"を感じれるなら、イイ男かどうかの判断がつくようになるよ。このBabyに昔の女の影を感じて過剰反応するよりも後悔が連れてくる次回の光を見た方がいいと思う。それが出来ないのが若い女ってもんで、引きずってるって言いたがるのが若い男ってもんだが。

確かにこのSuperstarは歴史に残る曲だね。それとSorryを組み合わせた時点で彼の底が良く分かった。単純なカバーとは格が違う。サディークのあの曲もこれだけカバーしてくれる人がいるのかな?そうなら彼のSoulも救われるのだが。

P2S2H2にとってのアイドルはTyreseだけですが、確かにRuben Studdardの次回作も欲しくなりました。


ということで、再開後、初UPがこんな文章になってしまいました。もうちょっと明るい事を書きたかったのだが、この2曲の吼えっぷりにかなり揺さぶられたので、しゃーないです。

超個人的な感想を言うと、「明るいSorry 底にいるBaby」って組み合わせがかなり意外。「底にいるSorry 忘れきれないBaby」っていう方が一般的だと思うから。
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