Rome
"To The Highest"
Highestとはいうものの、、これは宣言かなぁ、やっぱり
[2001/10]

Romeは本HPで結構PUSHするアーティスト。1stはBodyと裏ジャケに、2ndは紅茶コーナーにUPしているます。けど、未だにFavriteには入ってない。本作でOKか?と思っていたが、、うーん、、、取り立て悪い所が有る訳じゃないのだが。

売れ線が全く無かった2ndだから、これで退場かと思っていたのに、1年のインターバルで3rdを発売出来たのは、「自身でマイナーレーベル立ち上げ」が皆に支持された結果なのだろう。それはやっぱり嬉しい。方向性も今度は外側を向いているしね。

もちろんツッコミたくなる点も多いのだが。「オイオイ、マイナーレーベルはそんな左うちわ?」と思わせる太った顔が印象的だが、レーベル運営の苦悩から痩せるよりはいいのかなぁ、、相変わらずのジャケット写真はもう諦めてるしね。プロデューサーも1stの人と再タッグで、音的には前よりレベルが高いのは確か。特にCan't Beliveのバックの音はナイス。次ぎのカバー曲もRomeらしくて好感持てるし、2ndよりは薦めるのに困らない色気があるのは確か。

けどなぁ、、Jaheimがデビューした今となっては、Soul-Slow系アーティストは地殻変動を起こしてると思うんだよね。それ位にJaheimは強い。彼に勝てるのはかなり想像できない位です。Jaheimがデビューするまでは、Soul系新人はRomeの独断場だったのかな?? 今のRomeは追いかける側にいると思う。その認識がアルバムから感じられないんだよね、、全体としていい曲が多いから、彼の今までのアルバムの中では、これが代表作になる可能性もあると思う。1stのレベルに近いと思うし、本作と1stのどちらを代表作にするかは、個人の好みになる気もする。

もちろん横見て歌って欲しいとはこれっぽっちも思わない。やっぱりRome自身が言うように、To the Highestで歌って欲しい。だからJaheimの登場は別に関係無いってスタンスでいいと思う。
けどさ、

バイクかっとばせばHighest??
と思っちゃうんだよなぁ、、、「それでHighestに行けるなら、俺だったそうしてーよぉ」って気分になっちゃうや。裏ジャケでもバイクだから、よっぽど彼は気に入ってるのかもしれないが、、、People this Worldはいい曲だと思う。Rome自身の視野が広がったと思わせる曲で、嫌味に陥ってない所もポイント高い。そんな意味でもやるべき事はやってると思う。


けど、RomeならもっとHighestに行けると思うな
もっともっと本HPでお勧め出来るアーティストになってほしいと思います。あの裏ジャケの笑顔はそれ位に憧れなんだが、、、もしマイナーレーベルを自身で立ち上げなかったら、音楽性の相違を我慢したら、2ndが生まれないのは分る。けど、そちらの軌跡が作る3rdと、今のRomeが作った3rdを仮想的に比べると、「そこまで違わないのでは、、、」とどうしても思っちゃう。

Romeは男らしく2ndで勝負をかけたし、それに勝ったとは思う。けど、3rdは持ち味が薄れたような、、次回作は作れるだろうが、勝負所になるでしょう。「やっと一息つけたから、つなぎのノリ」ってのも分るけど、1年後に直ぐ出すくらいなら、3年後でも全然構わないから、ガツンとしたのが欲しかった。レーベル運営的に色々あるのかなぁ、、

自分にとってのRomeは「あの裏ジャケ笑顔」と「マイナーレーベル立ち上げの心意気」で、この先も買いつづけるアーティストに登録されているのだが、そう思うファンにはお勧め出来る3rdではあるのは確か。けど、新たな入口となって、昔の作品を買う気にさせるようなアルバムというには、少し弱い気もします。最後にタイトル曲To The Highestが来る構成からいうと、やっぱり次回作に期待かな。

これから俺はこっちを目指すんだ
という宣言をしてると捉えるのが1番正しいと思う。この曲は子供のコーラスが入ったりするナイスな曲なんで、、次回作を期待してるぞRome。(けど次ぎはバイクからは降りてね)
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