Marc Dorsey
"Crave"
誠実な男・TOP間違い無し
[2003/03/03]

1曲のビデオクリップを見ただけで買ってしまう時は、そんなに多くないけど、たまにはあることだと思う。彼のアルバムタイトル曲:Craveは最初からガツンとくるタイプじゃなかった。けど、気づいてたら何度も見返してました。
直感的に「この人がTOPだろう」って思うときは滅多に無いけど、稀にはあると思う。比べれない何かがあるんだよね。
よくマクナイトについて「誠実」というけれど、あれは「守るラインが多い」だから。このMarc Dorseyは素で誠実なんだよね。そう思わされるだけの表情で歌ってた。

マイケルジャクソンの音楽的父親といえるクインシー・ジョーンズの最後の秘蔵っ子と言えば、男はMarc Dorseyで、女性はTamiaというのはコンセンサスだと思う。両者ともそれを納得させられるモノがある歌手だが、Marc Dorseyは売れ線から遠いと思う。アルバム1枚聴きこんで余計そう思った。このタイトル曲は、ビデオクリップで映画のシーンが出てたからサントラで使われたのだろう。けど、この曲以上にガツンとくる曲は残念ながら無かったなぁ。If You Really Knowとかイイ曲なんだけどね。 2枚目の話しも聞かないし、多分、退場組だと思う。だから、このアルバムだけで、この「誠実の源泉」を探さなくちゃいけない。それは結構難しい。Kenny Lattimoreの時のように、周囲に誠実な男性がいなかったから憧れが少ないのも大きかったりするがw

けど、まさかAs We Layを男でカバーするとは思わなかった。本当の名曲は性別を問わずカバーされるとは言われるが・・・まさかこの曲を選ぶとはなぁ。自分はKelly Priceのカバーで知ったクチだけど、男がカバーする曲じゃないと思う。
ということで、彼がこの先アルバムを発表してくれないと、これ以上分かりません。けど、このアルバムを聴いていただければ伝わると思います。もしかしたら、部屋で流してたらそのうち彼氏が誠実になるかもしれない。それ位に凄いアルバムです。

HOME