LSG2
オヤジUP最高!!
[2003/09/13]

奥底に哀愁感を漂わせるUPなんて、ホントたまりません。さすがに20代も折り返すと、そろそろガキが跳ねてるUPには合わなくなったからなぁ。30代以上なら絶対にこちらのUPにハマルと思う。それはヒットしてるJust Friendで一目瞭然でしょう。どうしても二十歳前後の動向でチャートは決まる面が多いけど、こんな作品が増えればもっと市場は広がると思う。吼えまくってるのに安定感があるのもオヤジUPの特徴かな。これだけ吼えるのはこれが人生最後かも、、、って思わせる悲壮感もタマラナイです。そんな面は裏ジャケにも出てると思う。夏の海岸線なのに人は誰もいない。彼らが本作で何をしたいのかが明確だよなぁ。このジャケットもナイス。個人的にはJohnny Gillの眉間の皺が気になる。余裕感が出てきたGeraldも視線に深みがあるしネ。Keithは一番エロそうな顔しててナイスw

この作品から見てみれば、前作なんて「皆で集まって色々歌っていました」ってなぐらいだよ。彼ら自身の一体感もアルバムとしての統一感もこちらが断然上。あの頃は、3人の間にそこまで明確な差は無かった。けど、今はやっぱり違う。Geraldが一番前にいるこのジャケの通りか・・・ そんな3人のそれぞれを乗り越えた作品になってると思う。

遠近感のある吼えっぷり
そこに一番惹かれるなぁ。11曲の短いアルバムだけど物足らなさは感じない。曲を厳選したのが伝わってくる。一番気に入ったのはPlay the Fireです。この曲が最高だと思う。足で跳ぶような若いUPとは違って、

腹の底から生まれる躍動感
それ位に吼えてる。Just Friendのような色気は無いけど、その分だけ余計に哀愁感が詰まってると思う。 LSGの再結成と聞いて「そういやそんな時期になったなぁ」と思ったけど、まさかここまで傑作を持ってくるとは思わなかった。感銘です。 だから、30歳以上の車はこのアルバムがガンガンに流れてるのが一番だと思う。下手に「最近の流行の曲も知ってるんだ」なんて言わないで欲しい。オヤジが若者に媚びるようになったら国は終わりジャン。ガンガンに自身の美学を突き詰めて、最後は岩より頑固な老人になる。それでイイと思う。当然、若いOL誘ってドライブに行くなら、間違い無く本作です。このアルバムを流してれば、「この人、会社でもっともっと上に行くかも・・・」と相手が感じる事間違いナシです(ほんとかいw 
ということで、

色あせない美学が詰まってる
次回作が本作を超えるのは難しいだろうなぁ、、、と痛感してます。ただ唯一不満な点があるとすれば、それぞれのソロ曲が欲しかった。New Edition再結成作のようにJohnny Gill-Inteludeという形でもいいから。この作品で彼らは波に乗ると思うけど、Johnny Gillは新作を発売できるだろうか・・・って思うから。

グループ名:"LSG" アルバムタイトル:2"じゃなくて、"LSG2"とした所に、前作からの歩いた距離の長さを一番感じる。
改めて結成したような、、、それ位に前作とは格が違う。


そのうち「若いOLを誘ってドライブに行くなら」で色々Best1コーナーに追加しておきますネ。
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