Hoard Hewett
"it's time"
シルクのハンカチ
[2002/07/20]

そりゃ哲章さんが「90年代インディーズアルバムの最高傑作の1つ」と言われたら買うしかないでしょう。だから、2000年に買ったのですが、あまりに綺麗過ぎる歌世界はジンマシンが出てしまったw もちろん歌手としてのの能力の確かさは良く分った。ファルセットへのシームレスな連結というのをダイレクトに教えてくれた。アルバム自体の純度も高くて、傑作であることは十分に納得する内容だった。けど、それと「浸れる」のとは違うもんなぁ。今まで聴いては轟沈の繰り返しだったのですが、最近やっとR&B-Timeでトコトン浸れるようになってきた。

クラシック好きの娘に貸せる唯一のアルバム
P2S2H2としてはこんな位置付けです。だからかなり貴重なアルバム。だって、コテコテ調なんか貸してみてよ、次の日から口きいてもらえなくなっちゃうもんw その点、シルクのハンカチのような手触りだから、胸ポケットから少し出すのもOK、涙をふくにはもっとOK。とにかくエレガントで、お勧め度数はかなり高い。ジャケットのチープさははインディーを思わせるのだが、中ジャケの瞳を閉じて上を向く表情は明るさを感じさせるしね。綺麗過ぎる分だけDeepな面が薄れちゃう気もするが、とにかくお勧めのアルバムです。

4:Your Body Needs Healin'は彼にしか出せない絶妙なライン。これならクラシック好きの娘にも伝わるはず。コテコテ調R&Bとクラシックの唯一の接点の気がするぞw コンセプトアルバムという程ではないけれど、アルバム全体に流れがあるから、だらける部分がない。特にPiano&Voiceコーナーで紹介したように7:say good-byeがあるから一層引き締まってる。13:call his nameと同じく彼の核をダイレクトに伝えてくれる。このテンションが8:how do i know i loveに繋がるから。ここら辺を見ると確かにHoward Hewett自身にとっても最高傑作なのだろうな・・・と実感する。

悲しみも喜びも同じく載せる綺麗な歌声
BeBeやJaheimのような包み込む声でもなく、そのものを綺麗にしてしまう。元々の形を大事にするよりも、そこからどれだけ昇華できるかが彼の人生的目標な気がするや、、、結構、そんな意味ではラディカルな人かもネ。視線派ほど精神的では無いのだが、ある意味同じフェーズかも。CD-nowでみると、ベスト盤が発売されたりと、収束フェーズに入ってる。だから年齢的にもこれ以上の作品を今後,作らないとは思っちゃう。だけど、この作品はホントに絶品です。

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