81 Van Hunt  "Van Hunt"
(2004年)
<A rank>
・DUST [UM]
What Can I Say [S]
・Seconds of Pleasure [SM]
・Highlight [MU]
・Her Desember [MU]
・Down Here In Hell [M]

<B rank>
・Out Of the Sky [M]
・Hold My Hand [M]
・Hello,Goodbye [M]

<C rank>
[2005/12]

非常に次回作を期待してるVan Huntの処女作。
この声のラフさと憎めないキャラはかなりのモンです。きっと周囲にボケとかギャクとか言ってるタイプだろうね。漫才見ながら聴ける唯一のアルバムは間違いない。底の曲も5:What Can I Sayがあるけど、本気で女性を求めている曲は本作には無い。だからこそ次回作に凄く期待してます。次回作でそこがきっちり表現されたら、そんなタイプの男性に対する指針になると思うから。

1:DUSTはもっと街で流れても良かった。車で流すのもかなりいい。男らしいラフさが自己中になってなく、隣に乗ってる女性も楽しめると思うから。下手に男らしさを表現しようとしてない所が素晴らしい。これには緑つけます。それ位に気に入ってる。2:Seconds of pleasureは往年の曲の作り。このタイプの曲が誰風なのか言えなくてすみません。。Van Huntの歌いっぷりは結構聞かせます。このタイプは低いトーンでの寛ぎを出すか、もうちょっと底に行ってもうちょっと光を召喚するかのどちらかだが、そこが不明確。けど、この歳でこのレベルなら文句ない。

なんでか分らんが、3:Hello,Goodbyeは合わないなぁ。ラフさの過剰を感じるからかな。ピアノ一本で始まる5:What Can I Sayは曲の作りにピッタシの声の表情を見せる。僕が彼を好きな理由がここら辺。ギャグしかできないのはイマイチだと思うから。マジな時はマジで行けないと。ここら辺の人としての幅の広さを感じる。

6:Anythingは曲のフォーマットにイマイチ乗り切れてない気もする。7:Highliightはバックの音がいい。ちょっとひねった感じが彼に合ってる。素直な声で歌っているのが8:Presiousです。個人的にはここら辺の曲は求めるレベルが高いので。9:Her Desemberは声をよりラフさに持って行ってるけど、Hello Goodbyeよりも気に入ってる。そこら辺の基準は自分でも分らないのだが。

11:Who Will Love(Me in Winter)はタイトルが好きだが、声と曲が合ってないと思う。特徴的な声してるから、曲との相性によって大幅に出来が変わるなぁ。次回作ではここら辺を上手く表現してね。まあこのジャケなんだから、光の表現が苦手なのは当然かもね。木洩れ日の召喚とかのフェーズが苦手な歌手の気もしてくるや。12:Out Of The Skyは音が好き。

70点後半から80点台前半な印象のアルバムだけど、DUSTのサビは凄く気に入った。
I am dust blown away over the edge
Dustと自己規定する姿勢と、over the edgeと持ってくる攻め気の混ざり合いがいい。ここら辺のラインが重なる人には絶対に聴いて欲しいアルバムです。



[Home]