Shai


  80 Shai  "If I ever fall in love"
Sweet&Swearを教えてくれたアルバムです
(1992年)
<A rank>
・If I Ever Fall in Love [SA]
・Together Forever [SS]
・Lord I've Come [S]
・Comforter [SS]
・If I Ever Fall in Love Remix[S]
・Baby I'm Yours [M]
・Changes[M]
・Sexual[SS]

<B rank>

[2001/11]

あの頃のR&Bを知ってる人は「1番Shaiが好きだった」の一言で私がどんなタイプか分って頂けると思いマス。あれから色々引き出し?も増えたが、根本的にはやっぱりShaiです。90年代前半のコーラスグループ・ブームの中で、1番精神的な方向性を打ち出していたのがShai。このアルバムはRemix集も出たほどなので、その当時の成功と期待の大きさがうかがわれる。

Introに続くComforterから彼らのSlow世界が味わえます。瞬間的に見たビデオクリップでは湖に浮かぶ船だったような、、、ホント、ダイレクトに心象風景を切り取ってくれたのは嬉しかったです。今でも色々茶目っ気を抜いていくと、、、ここに辿り着く。

最後のお金で一発アカペラでとったというIf I Ever Fall in Loveは確かに一時代築いてた。Remixバージョンもレベルが高いしね。という事で、別々にUP。うーん、どうしても甘くなるぞ。けど、ホントに手触り変わってるんだよぉ、、、

Sexualとかタイトル通りなのだが、あくまでSweetなのがポイントです。コーラスワークもレベルが高いしね。ピアノとコーラスだけのTogter Foreverはホント名曲。何度繰り返して聴いたのか、数えれない程です。これが欲しかった。だからR&Bに戻れない地点までハマったんだと思う。

あくまでSlowテンポなIf I Ever fall in loveだが、コーラスワークにはある種の怖さを感じる。初めてラジオで耳にした時、そう感じたし、知り合いに貸しても、そう受け取ってたから。

後半のUPはイマイチ。それはこの頃のボーカルグループの共通項のような気もするや。けどシングルカットされたBaby I'm Yoursはキャッチーな曲です。Changesも振られた後の心情を歌っててナイス。歌詞も好きだしね。

はっきり言っちゃなんだけど、あの頃のR&Bでまともに歌詞が良かったのは、彼ら位だと思う。まともなLord:Godがあったのも彼らだけだしさ。このアカペラも凄くいいから。もし、このアルバムにこの曲が無かったら、、と思うと色々混乱してくる、、、色んなジャンルの中の一つとしてのR&Bであって、ここまでR&Bオンリーにはならなかった。それ位にあの頃Lord I've Comeを実感してた。


  30 Shai  "Right Back at Cha"
Mellowを教えてくれたアルバムです
(1993年)
<A rank>
・Yours [SS]
・Come Home to My Love[M]
・Changes[M]
[2001/11]

Remixを買う金なんて財布を逆さにして100回振っても出てこなかった高1だったけど、どうしても欲しかったら、見事中古屋GET!! それ位にYoursは聴きたかった。他の曲もRemixにふさわしい内容。全体的にHIPになってるのもポイント高い。

Remix集なので点数は低いですが、上のアルバムと混ぜたら最高です!!


  51 Shai  "black face"
誠実過ぎて(&面白みが無くて)付き合えない男性のようなアルバム
(1995年)
<A rank>
・the place where you belog [S]
・If I Gave [SS]
・I Don't Wanna Be Alone [S]

<B rank>
・Mr. Turn U OUT [M]
・come with me [S]
・during the storm [S]

[2003/11]

ファン心理として余計に低い点になると思ってずっと投稿しませんでしたが、さすがに伸ばせなくなった。発売時は深化したShai世界にハマってたけど、1年経ったら「ファン以外に誰が買うのだろう」と思った。その気持ちは今も続いてる。処女作と違って誰にも薦めれない。唯一は13:the place where you belogだけだが、これもチャートTOP10には遠かった。

1:come with meから深化しているのだが、処女作のような絶妙な寛ぎさがない。誠実なのは痛いほど分かるんだけどね・・・2:during the stomeも同じ手触り。ナイーブな16〜18歳にこれほど合うアルバムも無いのだが、3作目を作りたいならエロを一振り入れてくれ、、、と思ってしまう。誠実感に溢れる独特のまどろみは大好きなんだけど。

あの頃から3:I Don't Wanna Be Aloneは好きだった。まどろみの中にスパイスが入ってるからかな。4:Mr Turn U Outも問題作。こんな切り取り方をするのが彼ららしい。けど売れ線じゃ無い。せっかくのエロミドルなのにストレートに出さずに、ここまで捻るからなんだよ!!って机を叩きたくなってくる。

後半のmiddle群を、誰か一人だけ批評家がべた褒めしていたが、未だに自分には分からない。前半のvery slow群との乖離も大きすぎると思う。


いくら誠実だからって、ギャグを言って、相手が明るく笑ったり引いたり、それは凄く大事だよ。そんな面さえもない気がする。Kenny Lattimoreのように誠実さを極限まで突き詰めている訳でもない。キツク言えば、「誠実なんだから、大丈夫文だよね」っていう勝手さがあるとも思っちゃう。だから、このアルバムにハマる女性はいないんじゃないかな。それ位に足らないものがある。「貴方は好きな女性の前でバカやれますか?」 この質問にYESと言えない時点で、ダメなんだと、、、10年経って感じる。


  40 Shai  "Destiny"
(1998年)
<A rank>
・It's Hard When You Love Someone [S]
・If I Spend The Night [S]

・Zodiac [S]
・Sunshine [S]

<B rank>

[2001/11]

初めて買ったインディーのアルバム。2作目よりは断然いいのだが、やっぱり浮上は出来なかった。メンバーが一人減ったけど、結局やってる事は変わらない。まさしく自縛状態。自分自身に課した制限が多すぎて、何処にも行けてない。どれだけ誠実でも「男と女の間に絶対はないけれど、」の前置き位は残しておくべき・・・なんだよね、、、今の所これが暫定解です。

3:ZODIACは彼らがやりたかった曲。その気持ちはよく分かる。十二宮という彼らは、1年以下になる関係は最初から持たないのだろう。そんなスタンスはデビューの頃から好きだった

8:It's Hard When You Love Someoneはホント名曲。自分自身に対して言う曲は多いけど、相手のこの状態を汲み取ってるのは本曲だけ。こんな手触りだからこそのShaiなんだよね。こんな視線だったから、ずっとずっと好きだったんだよね・・・ Lovesセレクト集の最後、MaryJ.の後にさえ持って来れる。それ位のレベルです。

11:If I Spend The Nightを聴くたびに、これが最後のアルバムになることを分かってたんだろうなぁ・・・って思う。今、彼らは何をしているのだろう??92年、Remix集も出すくらいに一時代を築いたのに・・・ タイトルはこれだけど、声の表情は「最後の夜」だから。女性が同じ声の表情で重ねるのもたまらない。


このアルバムは男だろうと女だろうと誰にも貸したことない。気に入らないだろうなぁって思うし、「合わなかった」という返事を聞きたくないのもあるから。けどShaiを追っかけてた人だけには、本気で薦めます。緑色の2曲だけは絶対に聴いて欲しい。「ああ、だからこそ、SHAIにあんだけハマったんだなぁ」って痛感すると思います。


[2004/04/18]

特に、僕も本当に、SHAIが大好きで、1枚目、リミックス集、今でも愛聴してますよ。
それから「If I ever・・・」に怖さを感じたというのも全く同じで 小学生か、中学生の時にあの曲がちょうどヒットしていて 子供心に、「見てはいけないもの」を見たような感じになってました。あの曲のすばらしさを本当に理解したのは、大人になってからでしたが・・
そしてSHAIがその後たどった、悲しく切ないキャリアも・・・・・
僕は二枚目も三枚目も好きです、贔屓目にみてるかもしれないけど、商業的にうまく行かなかったし、1枚目の頃のような輝きもなくなったけど、
それでも安易なプロデューサー頼みの作品じゃなくて、あくまで自作自演とコンセプトにこだわった唯一のグループとして彼らを評価しています


pianist mussoliniさんからメールを頂きました。怖さを感じたっていうのが同じなのがホントに嬉しいです。オレッちよりもちょっと若いぐらいの歳なのかな。今でもアメリカではSHAIのファンサイトとかを見る事がある。やっぱり、それだけのグループだったのだろう。彼らには幼いナイーブな少年が全部持ってかれる位の何かがあった。


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