71 Grenique "Black Butterfly"
(1999年)
<A rank>
・Should I [S]
・Star of A Story [S]

・You Say [S]
・Trials and Tribulations [M]
・Personally [SM]

<B rank>
・Love Within [S]
・Let Go [SM]
・Anything [S]

<C rank>
[2001/12]

いい意味で"アヘン窟の雰囲気"を持つ彼女。これはやっぱり夜に似合う雰囲気。といっても、エロさは無い。そこが凄いと思う。自分の中では昼のAdrianaと対比される存在。AdrianaもそうだけどGreniqueも2ndが発売されれば、Favoriteコーナー入りなんだが、、処女作の時点で曲が良く独自性も見えて「今後が楽しみ」な歌手だから。"Shuld I"のビデオクリップも良かったしね。ぶっ飛んだ髪型しているが

ただ、売れる要素が弱い気もするんだよな、、個人的にはこの落ち着いた雰囲気は好きなんだが。だけど、寛いだ夜にお酒や紅茶を飲みながら流しておく作品ではない。心に滑り込んでくるというよりは、奥の方では押して来るから。そんな意味での彼女らしさが十分に出ていると思うけど、リスナーの方は分類に困りそうな気もする。

なかなか他じゃ味わえない感覚なのは間違い無い。同性アピール度も高い。精神性も高いと思う。ただ、、異性に対する色気は"程よい見せ方(さりげなさをKeepしつつ)"の上に、初めて存在すると思ってしまうぞ、Grinique。あんまり異性へのアピールを考えてない気がするなぁ。それはそれで別にいいんだけどね。個人的にはMarvinトリビュート盤のTony Richとのデュエットが気に入ってます。けど、このアルバムには入ってません。残念。


知り合いが二人かなりのGreniqueのファンになったので、そこら辺はびっくり。自分としては2ndまで判断待ちのアーティスト。けど、、出るのかなぁ、今年もネオソウルの女性はデビューしてるしねぇ、、彼女らの中でどれだけが残るのだろうと最近思う。それぞれに"らしさ"はあるから、一定数のファンは獲得できると思う。だから、どれだけそこにプラスアルファが出来るか?で生き残りが決まる気もする。
[2012/06]

Adriana EvansのWalking With The NightをUPして、改めてこの作品を聴いてます。結局、Greniqueは本作のみで退場となってしまったけど、デビューから10数年たっても未だに彼女の独自性を感じる。昔も書いたように「男に媚びてない」「さりげなくDeepで聴きこむほどに訴えてくる」「自己への客観視がある」 この三点が揃っているのは本気で珍しいから。ホントにBlack Butterflyというタイトルから傑作だよ。90'Sを追っかけるならば外せないと思うな。


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